ポジティヴとネガティヴとは、
どういうものなのでしょうか。
言い換えるならば、
善と悪、光と闇、陽と陰、
ということになるでしょうか。
こういう風に書かれると、
ポジティヴは印象が良く、
ネガティヴは印象が悪いもののように
捉えられてしまうかもしれません。
ですが、この相反するものは、
互いに異なる視点から眺めた状態であり、
本来、一心同体なものです。
どちらかひとつが欠けてしまうと、
もうひとつの側面は生かされません。
宇宙が進化するためには、
どちらか一方だけというわけにはいきません。
互いに互いを必要とします。
例えば、悪は悪いものだから、
闇は良くないものだからと、
それらを一方的に切り捨ててしまうと、
宇宙のあらゆる進歩が止まります。
ですから、どちらも大切なものです。
しかしながら、私たちの多くは、
ネガティヴでいるよりは、
ポジティヴでいることのほうが好ましいと
思う傾向の方が強いと云えます。
ポジティヴは、意識や物事の明朗さや、
快活さを表現する一方、
ネガティヴは、意識や物事の暗澹さ、
陰鬱さを表現していることは
イメージ出来るかと思われますが、
このようなポジティヴな状態を支え、
気づかせるために、
ネガティヴな状態が存在しているとも云えます。